<< 荒井裕樹さんと小林りんさん | main | CITIC securities CEO Donald氏 中国ビジネス界のリーダー >>
WABCを終えての気づき 自分の頭で考える
この数ヶ月準備をしてきたWharton Asia Business Conference
(WABC)が昨日開催されました。

運営者として、また参加者として、本当にたくさんのTakeaway
を得る事ができた。
雑感を何度かに分けて書いてみたいと思う。

一番のインプレッションはAsia conferenceというより、
China(とIndia) conferenceだったなと。
如何にChina marketにはいっていくか、
ということに皆の注目が集まっていた。

上記点については、私が所属している会社も同じ課題を抱えている
ので、興味深かったのだが、一日本人としては、日本の市場が
もはや魅力のない市場、成長性のない市場と扱われている点について
分かってはいたものの、世界からみると、自分が考えている以上に
日本の存在感がないことにショックを受けた。

なんでかなと色々考えているのだが、ひとつはコミュニケーション
能力の低さだと思う。(他の点は、高齢化社会、人口の減少、
リーダーシップの欠如、この点はまた後日)

一般的にいって、下記の等式がなりたつと思う。

(自分が考えている、思っている事)×(相手に伝わる割合)
=(相手に伝わった内容)

自分(日本、日本人)が考えている、思っている事は
そんなに、他の国の人たちと比べ、負けているとは思わない。
魅力的な人々、能力が高い人々は日本にだってたくさんいる。
日本人の倫理観の高さ、チームへ貢献する姿勢は世界に
誇れるものだと思う。

一方(相手に伝わる割合)という点については、世界共通語
(英語)による発信力が弱い為に、半分も伝わっていないのでは
ないかと思う。その結果、(相手に伝わった内容)が(自分が
考えている事)の半分しか伝わらず、結果(こいつしょぼっ!)
ということになる。

どんなに、自分に魅力があっても、どんなに素晴らしい考えを
もっていても、相手に伝わらなければ意味がない。

どんなに、「自分は素敵ですよー、デートしましょー」といっても
一人よがりの男(女の子)にすぎなく、魅力的な人が
デートしてくれるわけがない。

今の首相をはじめ、日本のトップにいる人たちの世代は
それでもよかった、インターネットもなかったし、(内需および技術力を
中心とした)国力もあったので、なんとか勝負になったんだろう。

向こうが話を聞いてくれる姿勢があるうちは、または言葉を
使わなくても伝わる「製品」で商売ができていた間は
世界共通語がうまく話せなくても、相手に自分のいいたいことを
「伝える」ことができた。

ただ、今は、これからは、インターネットにより殆どの情報は
一気に拡散され、更にビジネス、マネーは世界中をすごいスピードで
ますます駆け巡る事になる。

世界共通語ができないと、その流れに入ることもできないし、
相手にしてもらうことさえ難しくなる。
ネットを駆け巡る一次リソースに触れる事もできないし、
ダイレクトに人と話をしていくことも難しい。

という自分だって、MBAに1年以上いるのに、未だに自分のいいたいことを
的確にいえず何度も悔しい思いをしている。
日本語だったら、、と思う事もあるが、そんなの誰もかまってくれないし
戦場にいて「ああ、もっといい銃があったら、、」と思うのと
一緒だ。(ちょっと、違う?笑)

じゃあ、どうすればいいか?

勿論今の日本の教育制度をかえることが重要だと思う。(だからこそ
軽井沢インターナショナルスクールのような学校を応援したい)

ただ、色々な制約にしばられている文部省がすぐ今の英語教育を
変える事はできないだろうし、そこまでの危機感をもっているとは
思えない。リーダーシップは発揮することもできないだろう。

そう考えると、個人でなんとかするしかない。

ただ、僕はそこまで人間は強くない(というか僕は極めて弱い)ので、
世界共通語を話さざるを得ない状況に自分の身をおくしかないと思う。
(意思が強い人は自分でできるので、置いておいて。。)

僕が今高校生だったら、間違いなく海外の大学に進学を目指すだろうし
大学生だったら、交換留学ができるように必死に勉強する。
社会人だったら、海外との接点がある仕事を希望する。

あとは、ある意味世界共通語であるソースが書けるように
勉強すると思う。(今からでも遅くないかな。。)

必要だと思ったときは既に手遅れ、、ということにならないように、
自分で考えて自分で動くしかない、当たり前だが自分自身で考えて
動く事が必要だと思う。国に頼る事なく、学校、会社に頼る事なく。

人と同じ事をやっていると安心はするけれど、ひょっとすると
沈んでいく船にのっているかもしれない。
沈んでいて、息ができなくなったときに、初めて後悔しても
もう遅い。

という自分も、(伝えたい内容)もしょぼければ、言語を含む
コミュニケーション能力ももっと磨く必要があるなあ、と
日々反省。日々意識して、磨いていくしかない、近道は
ないし、自分で考えるしかない、日々努力するしかないなあと、
気づきを与えてくれたカンファレンスでした。

このブログを結構若い人が読んでくれているようなので、
書いてみました。おっさん達のいうことを丸々信じないように
しましょう。自分達がplayしている世界のルールは日々かわって
いっていて、おっさん達の頃とは全く違ったものになるはず。

そうすると、そんなおっさん達のアドバイスの一部は役に立たないものに
なるかも知れない。そういう、僕(おっさんに含まれる)の話だって
参考になる部分とならない部分があるに違いない。

色々情報を集めて参考にしながら、最後は自分の頭で考える
しかないのです。ただ、昔よりインターネットによりブログやニュースに
接する事ができるようになったので、「考えている人」は
どんどん成長することができる。いい時代になったなあ。
頑張っていきましょう。
| MBA | 07:48 | comments(1) | trackbacks(0) | ↑TOP
はじめまして。
よく「語学だけできても云々」ということを言われる方がいらっしゃいますが、語学は極端にいうとE-mailみたいなものだと考えています。
語学だけできてもそれで他者をアウトパフォームすることは無理(そもそも幼少の頃より育った人には勝てないし、そういう人は相応にいますので)ですが、できないことにより失うチャンスが今後あまりに多いのではないかと思うのです。
従って仕事の本質的なところを磨くとともに、並行して語学は継続していこうと常々思っております。
記事にも書かれてますがJapan as No.1の時代は相手が聞いてくれる姿勢だったので、その名残から脱せてないのだと感じてます。

ちなみにHBSを卒業された古賀洋吉さんが、日本を沈みゆく船と例えていた日記を書かれていたのを思い出したので、貼らせておきます。
http://yokichi.com/2011/02/post-309.html
| koji | 2011/03/20 5:53 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://g2inrdct.jugem.cc/trackback/330
トラックバック
CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
なかのひとん
モバイル
qrcode
LINKS
PROFILE