この前のちょっとまじめな政治ネタのエントリーで、色々とメールを
頂戴しました。こんなつまらないブログを読んでいただき、
しかも反応まで頂き、感謝です。
で、今の日本で何をすべき、という点なのですが、私が政治の活動をしても
1時間単位あたりの効用が少ないだろうとの意見も頂戴しました。
それより、自分の集中すべきところにリソースを割いて、
そこから変えていった方がいいんではと。
そりゃ、おっしゃる通りなんですが。。
人口減、高齢者社会による日本国内のマーケットの縮小、円高、
小沢政権になったらますます弱者救済の名の下での財政出動、
(無利子国債の話題もあがってます)、さらにゆとり世代をはじめ
とする人材の競争力のなさ
上記の流れがほぼ確実で、変わらないとすると
日本企業は、生産拠点を国内から海外へ移す。
法人税が安い香港、シンガポールに本社を移す。
さらに採用する人材も、同い年の日本人より相対的に能力のある
中国、韓国をはじめとする海外の若手を採用する。
という流れが近い将来(数年のうちに)くると考えても
おかしくない気がします。
日本の高い技術力と、日本語に守られてきた人材マーケットでの
日本人の優位性が、ほぼなくなり、よく叫ばれている産業および
人材の空洞化がおこります。
数年でここまで進むと考えると、政治的には
香港やシンガポールのように、戦略的に法人を呼び込めるような国策や
抜本的な少子化対策や移民の受け入れを行うような競争力をあげ、
パイを広げる方によりお金を使うようになるのか
はたまた、社会主義的にセーフティーネットの強化だといって
社会的弱者を助ける方に、よりお金を使うようになるのか?
票数がよりどっちから取れるかと考えると、個人的にはどちらかというと
後者の方向性に進むような気がします。
そして、日本の方向性にあきらめを感じたお金持ちや海外でも働くことが
できる能力を持つ人たちが海外に流出していく。
日本にいるメリットがなくなってくる。今そんな匂いを日本にいて
感じました。
こんな時、坂本龍馬だったら何て考えるんですかね?
「日本なんてちまちましてることをいっちゃあいかん、俺は日本人
じゃない、アジア人、世界人じゃき」 とかいってるような気がするなあ。
どっちにしても、我々の世代からは、年金を受け取ることも期待しちゃ
つらいだろうし、国や企業に頼る時代でもなくなっている(というか国も
企業も頼られても自分たちが生き残るので精一杯で皆を助ける余裕がない)
し、個人で強くたくましく生きていく術、能力を身につけていく方法を
とるか、もしくは、人生楽しいじゃん!と割り切って、お金はなくても
楽しい暮らし!を実践していくか?
そう考えると、自分が鍛えられる、のびる、実力が一番つきそうな働き場所
を選ぶ、きついところを若いうちからやっておく、少しでも多くの経験を
積めるところで、働くというやり方が、betterなんでしょうか?
若いうちの苦労は買ってでもしろ。
うまいこといったもんですね。
海外にでたくないという日本の若者が増えているというニュースが
ありましたが、今は選択できるから贅沢がいえるんであって、
数年後には、そんな悠長なことをいってられないような気がします。
まあ、上記の話はちょっと論理的に飛んでいる箇所もありますし、
極端かもしれませんが、世の中がどう変わっていくか、その世の中で
自分はどうしていきたいか、をもっと真剣に頭を使って考えることは、
自分自身面白いし、深く考えることが苦手な僕には必要だなあと
コンサルのインターンをしながら、少し思っています。